1493(諸説あり)〜 1589

北条 幻庵

後北条氏五代を支えた稀代の知将

Profile

人物紹介

本名・北条長綱、法号・宗哲。初代・北条早雲の末子として生まれ、97歳という天寿を全うするまで後北条氏五代を支え続けた。文武両道で鞍作り・尺八・連歌・和歌・茶道に秀で、「幻庵覚書」を著した北条家の重鎮。

Biography

バイオグラフィー

  1. 永正年間
    1493年頃
    初代・北条早雲の末子として誕生(生年は諸説あり)
  2. 永正16年
    1519年
    父・早雲より4,400貫余の所領を相続。箱根権現社の別当となる
  3. 天文4年
    1535年
    甲斐山中合戦・武蔵入間川合戦に参加
  4. 天文11年
    1542年
    北条為昌の死後、三浦衆・小机衆を指揮下に置く
  5. 天文14年
    1545年
    連歌師・宗牧と交流し、小田原で連歌会を開催
  6. 天文15年
    1546年
    河越城の戦いに参加
  7. 永禄2年
    1559年
    北条家中最大の5,457貫86文の知行を領有
  8. 永禄12年
    1569年
    次男・新三郎と三男・少将が蒲原城の戦いで討死。武田信玄の小田原城攻撃時に籠城を主張
  9. 天正8年
    1580年
    板部岡江雪斎に古今伝授の証文を授ける
  10. 天正17年
    1589年
    享年97歳で逝去。後北条氏五代全てに仕えた唯一の人物

Achievements

功績

五代にわたる奉仕

北条早雲から氏直まで5代全てに仕えた唯一の人物。97年の生涯を通じて後北条氏の礎を支え続けた。

鞍作りの名人

「鞍打幻庵」として知られ、その作品は江戸初期まで名品として重宝された。武具の工芸においても卓越した才を示した。

尺八の革新

「幻庵切の尺八」という独自の製法を確立。音楽・工芸の双方で後世に名を残す独創的な技術を生み出した。

文化・教養の継承

連歌・和歌・茶道・古今伝授に通じた教養人。連歌師・宗牧との交流など、戦国期の文化交流を牽引した。

幻庵覚書

大名へ嫁ぐ娘への心得24条を記した礼法書を後世に遺した。武家礼法の規範として長く参照された重要な文献。

Works

登場作品

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